独りあそび

いえーい(はじめの言葉)
ここは、俺が独り言を書き連ねていき、自己満足に浸るためのページだ。
俺は誰かに何かの嘘をついている。もしかしたら、自分にも・・・。
だからここには真実だけを書こうと思う。俺の生きた証として。
だから、批判や要望は一切受け付けない。励ましのメール等も要らない。
俺は書きたいから書いているだけだし、書きたくなくなったら書くのを止めるだけだ。読んでいる奴のことなど知ったことか。
それでもよければ、一個の人間がどんな風に生き、どんな風に感じているのかを笑い飛ばして欲しい。


はじめに

まずはじめに、あるとても重要な一言を言わせてくれないだろうか。

ちんこ・・・。

「これが重要な一言かよ」
敬虔な読者の方はそう思われるかも知れない。だがしかし、あなた方にこれだけは言っておく。
このサイトには真実だけを書く。
場合によっては、ちんこがまんこに入った日のことを書く日もあるだろう。
場合によっては、友人や先輩の悪口を書く日もあるだろう。
だがしかし、心の中は、誰によっても支配する事は出来ない。
いくら表面でまともな常識人を装っていても、それはただ良識を持って日々をやり過ごしているというだけだ。
大勢の人がいる道端でおもむろに自らのちんこをしごけるか? ノー、それは出来ない。
働くのがイヤだからといって会社に時限式爆弾を送りつけられるか? ノー、それは出来ない。
これも出来ない、あれも出来ない。
ルールは生まれた時から決まっていたのだ。俺が好むと好まざるとに拘わらず・・・。

もうイヤなんだ、自分の中だけに感情を閉じ込めておくのは。誰かに読んで貰いたいのだ。
人には決して言えない、恥ずかしい話を。

まあ俺のことはおいおい分かってくるだろうから、敢えて自己を紹介する必要はないだろう。
しかしある一面だけは後回しにせず、ここで白状しておかなければならない。

俺は、オナニストである。

はじめてオナニーをしたのは中学2年の時だ。俺は中学では少しばかり名の知れた優等生だった。
しかしある日いつものように教室に入ると、友人同士が手でマスをかく動作をしながら談笑しているのを目撃してしまった。
まあその時は何やら怪しい雰囲気を感じ取ったものの、それが一体何を意味しているのかはわからなかったのだが。

ちょうどその頃、近所のゲームセンターにおいて、後の格闘ゲーブームの先駆けとも言える「ストリートファイター2」が流行していた。
しかし俺は格闘ゲームが苦手だった。波動拳はなんとか2分の1の確立で出せるようになったものの、昇龍拳を出すことが出来なかったのである。
なんとかして昇龍拳を自由自在に繰り出してみたい。
そんな思いがあって、俺は日々トイレの中で勃起したペニスをジョイスティック代わりに神経を集中させ、右、下、右下と入力することに余念がなかった。
そんな時、ふと友人のしていた特有の動作を思い出した。
なんなんだろう、あの奇怪な手の動きは。手を筒状にし、上下に動かすような・・・。
何かのメッセージだろうか、あるいは手話のような・・・。
そして俺はおもむろに、自分のちんこをしごきはじめた。
はじめは別段気持ちよくも何ともなかったものの、なんだろうこれは、なんだろうこれは、と今そこにある奇妙な謎を推し量るうち、徐々に気持ちがよくなっていった。
そしてなぜか突発的に、その頃自分の好いていた女性が頭に思い浮かんでいた。その瞬間、

ビクン、ビクン、ビビクン。

ちんこが何度も爆発した。それとともに、大量の白いどろどろな液体が溢れ、自らの手を汚していた。やがてそれは手をつたい、体をつたい、噴火口から流れ出るマグマの如く、毛糸のカバーを施された便座にまで垂れかかっていた。その時である。

ガチャガチャ、ガチャリ。
扉の開く音がした。

ちっ、母と妹が買い物から帰って来やがった。
俺は焦りの色を隠せなかった。なにしろ家は集合住宅で、トイレと風呂と洗面所が一緒の所にある。清潔を信条とする彼女らが、買い物から帰宅してまっさきにすることと言えば、手を洗うことだった。
俺は必死で、先ほど飛び散った精子をトイレットペーパーで拭き取り、涼しい顔をしてトイレを出た。
しかし、である。妹は俺の出たすぐあとにトイレに入ってしまったのだった。
俺は再び焦らずにはいられなかった。精子はきちんと拭いて出たものの、完璧な事後処理が遂行できている事に自信が持てなかったためである。
しばらくすると妹がトイレから出てきた。
そして妹は母親にこう言った。
「ねえおかあさん、トイレの中、洗剤のにおいするよー」

こうして俺のオナニーライフは始まったのだった・・・。


誓い

毎日世界のどこかで様々な出来事が起こっている。
そこで重要なのは、いかに物事の本質を捉えられるか、だ。
俺はここまでつらつらと文を並べたが、何も考えずにただキーを打ち込んだ訳ではない。
あの日は俺のオナニー生活が始まる記念すべき日であり、全てはそこから始まった。
だから、話をそこから始める必要があった。回りくどい事をするようだが、どうか分かって欲しい。
真実は一つだ。

あれから、オナニーのおかずは時代とともに変遷していった。
妹の所有本であるドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンからはじまり、海外映画の甘いラブシーン、テレビ朝日の深夜番組トゥナイトの風俗企画、などなど。毎日新聞のテレビ欄にあるHな単語をチェックしては期待を抱き、どれだけの時間が費やされたことだろう。
身寄りのないエロ本を求めて、登山人のように杖を片手に山林を一昼夜尋ね歩いた事もある。
友人から借りたエロ本。AV。エロゲー。エロ小説。Vシネマ。それは、毎回俺に新しい驚きと発見を提供してくれた。
期末試験の前日にオナニーを我慢していた記憶。マラソン大会当日の朝にオナニーをしてしまった失敗。
中学、高校。青春時代は、常にオナニーと共にあった。

しかしある時から、俺はただのオナニーマシーンと化していたのだった・・・。

俺は無事に高校を卒業し、大学へと進学した。
そこでは、時間が腐るほどあり余っていた。
別段何もすることがなかったから。
俺は寝ても覚めても修羅の如くオナニーをし続けていた。一日最低でも5回はしていた。
時にはやり過ぎてカリの部位が赤く腫れ、激痛を伴う事さえあったが、それでもやり続けた。
一回目には多少の快楽を感じるが、回数を重ねるごとに、それはまるで、高速を時速160キロで走らせているような微妙な恍惚感へと変わっていった。
子宮に包み込まれるような、多幸感。
イッた瞬間さえ、気持ちいいという感覚がない。
全てが麻痺していた。
精神のバランスが崩壊し、拒食になったり過食になったりするように。
俺はただひたすらオナニーをし続けては、世の中の平和と安寧を願っていた。
インターネットの普及により、次第に外出することも少なくなっていった。オナニーの肴に事欠くことがなくなったからである。
周りの事にも無関心で、何も感じなくなっていった。ただ時間だけが流水のように消費されていった。

こんなことではいけないんだ。

良心が叫んだ。俺のちっぽけな良心が。
2002年5月1日。俺はこの日を境に、オナニーを絶つことを心に決めたのだった。


5/12

前回はなぜかオナニーのことばかり書いている。

なかなか寝付けないのでまた日記でも書こうと思う。
少し自己のweb日記について振り返ってみると、はじめにweb日記を書いたのが18くらいでそれは数年続けたけど閉鎖してしまった。
その後書いた日記は友達が見れるように書いた日記で、最初は意気込んで書いていたものの、やはり一年ほどで更新する気力がなくなってしまった。
そうして俺はまた、web日記というものを書きたくなり、どういうスタンスで書いていこうかと思案し、とりあえず上にあるような日記を試しに書いてみたのだが、どうも力が入り過ぎている気がして続いていきそうにないよ。
だから力を抜いてまたこういう風に書いてみた。
こういう風にといったって、読者にはわからないと思うが、これは最初にweb日記を綴った時の感触に似ている部分がある。というか、わざと同じ風にしている所がある。
やはり、最初に日記を書いていた頃の自分が懐かしくもあり、また、あのスタイルが一番自分を表現出来ていたのではないかと思うからだ。あれから5年が経ち、今ごろになって気づくなよ、というかもしれないが、まあ体裁なんてどうでもいいだろ。
5年前と同じように、黒い背景に白い文字。そして、日付順に上から下へと更新していく。分かる人には分かってしまうかもしれない。
まあ大したことを書いているつもりもないし、友人からは「あのだるい日記まだ?」なんて言われる位だから、別に力の篭ったメッセージ性も皆無だが、このスタイルが俺にとっては楽なのだ。
少なくとも、続けていくためには自分が楽でいられる体勢がいい。ただ、その楽な体勢を見つけることに苦労が付きまとうのだが・・・。
・・・を書いて思い出したが、・・・は正式には……と書かなければならないらしい。別にいいやんかって思う俺は、まだまだ甘いガキなのだろうか。

どうも寝付けなくて困っている。
理由はある程度は察しがついているのだが、今どのようにそれを書こうかと躊躇する。前回のノリでいくなら、彼女と何度も何度もハメまくったからちっとも眠れねぇぜ、という所なのだろうが、今の俺だとそこまで自分をお道化にするサービス精神もない。つまりはそういうことさ。
ちょうど昨日、すなわち24時間前、Kがふっと目を覚ました。
「喉渇かない?」という。俺も先程から喉が渇いていた所だったので同意する。そして、冷蔵庫から烏龍茶を取り出してコップに注ぎ、冷たい烏龍茶を二人して飲んだ。
Kがトイレ行くと言った。俺は時計を見た。確か、4;29だったように思う。辺りは薄明るかった。
明け方というのは不思議な感覚がする。なんていうか、特別な時間なんだ。
それからKがフェラチオをしてきた。俺はその快感を素直に表現したら、Kも興奮してしまったらしく、何もしていないのに、Kのあそこは濡れていた。
明け方は不思議な時間だと思う。その時間にするセックスも、特別なもののように感じた。

このように、Kと会う日は外で洒落たデートなどせずに、セックスばかりしているせいか、やたら睡眠時間を多くとってしまう。それゆえ家に帰ってきても眠れないのだ。月曜の午前4時だっていうのに!

まだ眠れないので、2ショットチャットのことを書こうと思う。
前回の日記で、禁オナニーをしていると書いたが、あれはあながち嘘ではない。まるっきり本当という訳でもないが。要するに毎日5,6回だったのが1,2回程度に減ったというだけの話だ。
オナニーを禁じてしまうと、誰でもいいからやりたくなってしまう。女性からは変態に思われたり、愛がないと思われたりするかもしれないが、男にはそういう部分もある。
「つき合ってください」
その言葉にも、男が言うのと女が言うのでは意味合いが違ってくる。男がそれを言う場合、「やらせてください」という意味が含まれている。その割合は男によってまちまちだろうが。

俺は早い話、ただやらせてくれるだけの女性が欲しかっただけなのだ。
しかしそういう女性が簡単に見つかる筈もなく、知り合いの人になんて決して打ち明けられないし、昔の彼女崩れSFの電話番号も失ってしまったし(畜生、昔の携帯のメモリが吹っ飛んでいやがった)、だから俺は試しに2ショットチャットを試みたのだった。

はじめ俺は本当にチャットに女が来るのか半信半疑だったが、しばらく待てば女は必ずやって来た。
ここでよく言う、ネカマという奴にも俺は遭遇しなかった。もちろん、ネカマという奴に興味があったので、自分から仕掛けた事はあったが。
俺は何人もの顔も知らない女と話しをし、そこで得られた感想は、色々な女の人がいるなあ、という単純なものだった。
まずはいきなりチャHを仕掛けてくる奴。自分の無知を恐れながら白状すると、そもそも俺はチャットHの存在すら知らなかった。
まあ知らない奴は検索でもなんでもすれば分かると思うが、チャHとは、早い話がテレホンセックスのチャット版みたいなもので、文字でセックスに興じるものらしい。
って言ったって、俺はテレホンセックスの趣味も持ち合わせていなかったし、ましてやチャットHなどで興奮する性質でもないから、あまり興味を抱くことは出来なかった。ただ、チャHを誘ってくる女性が多く存在することには驚かずにはいられなかった。逆に言うなら、チャHを餌にすれば女はいくらでも釣り上げる事が出来ると思う。

なので俺は女と普通の話がしたいという気持ちになり、見ず知らずの女だけれども普通の会話を楽しんだ。
楽しんだ、というのは決して誇張ではなく、相手次第でチャットは楽しめるものだと思う。
ただ、気の合う相手を見つけるのはそれこそ雲を掴むような話で決して容易ではなく、俺が数日かけて出会えたのはたった一人だ。
彼女は夕紀というのだが、唯一メールアドレスを交換した同士だ。でも彼女の言った言葉が頭から離れない。
「あなたはここで、何がしたいの?」
まだその答は見つからないみたいだ。俺はここで、何がしたいのか。それをずっとずっと探している。

夕紀はたまにメールをくれる。なぜ俺なんかに? 嘘みたいな話だ。
でもこれだけははっきりしている。夕紀はとてもいい奴なのだ。
だがネットのような場所で気の合う人間などそう簡単に見つかるものでもない。そう思う。夕紀も俺も、ネットなんかじゃなくて、外の世界に出て行くべきなんだ。

現実には出会う筈のない人間が出会える場所。それがネットという仮想現実なのかもしれない。仮想と言ったって、相手は紛れもなく人間であり、その向こうには俺と同じようにモニターの前でキーを打ち込んでいる人間が存在するのだろう。
2ショットチャットをする女に美人はどれ位いるのだろう。現実世界の美人確立より低いだろうか。
この前、現実の美人確立を計ってみようと、一日にすれ違う女性全てを計測してみたが、俺が美人と呼べるような女性は100人の中に一人いるかいないか、という程低い確率だった。もし仮に、ネットの美人確立がそれよりも低いのだとしたら、ネットでかわいい子をゲットするのはまず無理なのだろうと思う。実際にネットで知り合った人間と会いたい気持ちになれないのも、直感的にこの事を感じているからかもしれない。

1時間以上チャットをしていて最後になって、「あなたのこと、よくわからない」と言ってきた女もいる。俺は閉口した。と同時に、悪いことをしたな、とも思う。
それがきっかけだったのかもしれない。
俺はもう、気の合う人間をチャットで探そうなどとは思わない。眠れない夜も、こうして誰か読みたい奴だけが読むであろうweb日記をつけている。

本来ならば、もっと2ショットチャットの事を書いてもいいのだが、別にあまり書く気はないし、使命感もない。その事を詳しく知りたければ実際にやってみれば、答は自然と導き出せるように思う。眠くなってきたのでもう寝よう。
最後に一言。2ショットチャットでセックスフレンドを探すのは難しい。


5/13

何をするわけでもない。何がしたいわけでもない。何をしたらいいのかわからない。
まあそんな感じで、この先も。

今日は学校に行ったけど、別に何をしたというわけでもなかった。
この先も。このままずっと。

もしかしたら、俺は金が欲しいのかもしれない。
バイトを探した。電話をかけた。就職活動に比べれば、こんなの気楽なもんだ。道楽と一緒だ。
スーパーでバイトしてた時、おばさんは言った。
「あなた達はいいわね。給料が全部お小遣いになるんだから。私なんて・・・」
そうですね。言い返す言葉も出ません。
俺は今日帰りの電車の中で、バイトをしたとして金が入って来たとして、それを何に使おうかとそればかり考えていた。それで時間は程よく過ぎていった。
気楽なもんだ。
自分を痛めつけてみたい。本気になれるくらいに、自分を追い詰めてみたい。
だけど、今日もいつものように過ぎていくのさ。


5/14

夢というのは不思議なものだ。リアル、といえばリアルで、それは現実に匹敵する程だ。
なんだかよく分からないが、合宿のようなものに参加していて、俺はKとセックスしていた。
もちろん、隣では別の何人かがセックスをしていた。
なんだか分からないが、それはそれで楽しかったのを覚えている。

夢というのは不思議なものだ。あと何回、どんな夢をみられるのだろう。
夢はもう一つの現実で、ちょうど表と裏の関係になっており、夢も現実も互いを補い合っているように思う。夢を見れない生活は哀しいものがある。

起きたら夕方になっていた。と言っても、最近は暗くなるのが遅いので、まだ辺りは明るかった。
久しぶりにバイクに乗ることにした。
久しぶりといっても、1年ぶりだ。ガソリンが腐ってるかもしれないし、キャブが詰まってるかもしれないし、タンクが錆付いているかもしれず、とても動くとは思えなかった。
何度キックしても(セル式ではないので)エンジンは始動しない。しかし根性で300回ほどキックしたら急にエンジンが始動した。
それからは一度だけエンストしたものの、1年前と変わらぬ走りっぷりだった。
1年ぶりにあの加速感を味わった。なんというか、あれは何ともいえない。
スピードで落とすな大事な命、とかいう標語をよく見かけたりするけど、やはりあのスピードの虜になってしまう気持ちはわかる。
そして、軽快なサウンド。周囲の注目を浴びている気になれる。
これは紛れもない、自己陶酔でしかない。しかしバイクという乗り物は、たまには自己陶酔もいいだろうという気分にさせる。

最近はぐうたらしているばかりで、こんな事ではいけないと思いながらも、解決策が見つからないでいる。
また夕紀からメールが来ていた。なぜなんだろう。どうして俺なんかにメールをくれるんだ? 考えても結局わからない。
今日もなんとなく過ぎていくのか。。。


5/16

卒研に出席した。が、全然内容についていけない。がんばって勉強しなければならない。
その後図書館で勉強(をしようと待機していたら)、Rから電話が来た。
Rと久しぶりに会った。秋葉原や新宿を歩かされてへとへとになった。

その後彼女と会った。
何をするわけでもないんだけど、そういえば、彼女の家にはよくゴキブリが出現する。
俺が訪問する度に一匹のゴキブリが出現するのだが、その都度俺はゴキブリの駆除をさせられる。
この日はゴキブリの子供だった。ダンゴ虫くらいの大きさなのだが、カサカサというあの独特の動きはゴキブリの性質を示していた。
俺は虫を殺すことに慣れていない。毎回緊張するからだ。
テレビでは傷ついた動物が懸命に生きようとする姿を目にするが、俺がしている事は所詮、訳も分からず目の前にいる虫を殺すことくらいだ。

もし働く必要がなかったとしたら、生きていてもクソつまらないかもしれない。
酒でも飲みながら彼女の家に入り浸り、ドラッグとセックスばかりの毎日を送ったとしても、つまらないだろうなあ。
束縛を求める俺は、元々何かに従属していなければ落ち着かないのだ。主人を求める犬のように。

みんな一流企業に就職していった。
学校には俺だけが残った。友達がみんないなくなって、寂しい。以前は表面上だけの友達付き合いがいやで、学校に行くことから逃げていたのに。
羨ましいのである。別に偉くなりたいとか、金が欲しいとか、そんな理由じゃなく、小さな小さな会社に勤めるのが哀しい。
胸を張って自分の会社の名を人に言えないのが哀しい。
多くの人に認めてもらわなくたっていい。だけど、見下されたくはない。
来年俺が勤めるであろう会社は、小さな小さな会社だ。多分、誰も名前を知らないだろう。

子供の頃はみんな夢みていた。夢を追いかけた。
でも、ここにある現実はなんだ?

自分に価値が欲しい。
これが自分だとみんなに言えるような言葉が欲しい。

今日は彼女と二人で渋谷の街を歩いた。
俺はスニーカーを探しに靴屋に行った。
沢山ある中で、一足だけ気に入ったのを見つけた。だけど値段が高かった。
安い無難な靴を買って妥協しようかと思ったけど、バイトして一番欲しい靴を買うことに決めた。

働きたくない。けど働かなかったら自分にはなれない。
俺は生きたいのか?
なぜそんな根本的な事さえわからないのか。それは、誰かが生を保証した結果なのかもしれない。
生は保証されるべきものではない。
俺は風呂に入りながら考えていた。
この国にはいくら位借金があるのだろう。その借金はいつになったら完済できるのだろう。
生まれながらにして、借金まみれの国に生まれた子供は、どんな気持ちがするのだろう。

Rはよく、この国の不満を俺に打ち明ける。
そのたび俺は、苦笑いをしてごまかす。
心の中では、俺はRに対し申し訳ない気持ちでいる。はるばる海外から留学してきたというのに、この有り様だ。
この国には、何もない。

俺は生きたいのか?
俺は何がしたいんだ?

相変わらず夕紀からメールが来る。
夕紀とは奇妙な関係が続いている。
夕紀が住んでいるのは大阪で、俺は千葉に住んでいるから、これが何かの形に発展することはあり得ないのだが、お互いにメールでその日にあった出来事を交わしたり、何気ないやり取りが続いている。

本当は言いたいことなんてこれっぽっちもないのだとしたら、俺は一体何をしてるんだろう。
なぜ、生きてるんだろう。

* * *

彼女とは3回くらいしたと思う。外出したものだから、いつもより回数は少なめだ。

家に帰宅してから、試しにオナニーをしてみた。
セックスで精液を放出した後にどのくらい精液が出るのかという点に興味があった。
量は少ないながらも、ちゃんと精液は出た。が、水分が少なく、ゼリーみたいにドロドロしていたのだった。